【GAS:Google Apps Script】トリガーの種類

【GAS:Google Apps Script】トリガーの種類

GAS(Google Apps Script)の記事を書いていてよく「トリガー」というキーワードでの流入が多いので、
今回はトリガーの種類について説明します。

トリガーは様々な種類があるのでどれを使っていいいかわからない…なんてことがありますよね。
一覧にまとめてみましたので参考にしてください!!

「まとめサイトが見つからない。。。」
そんな思いにこたえることができれば幸いです!

トリガーとは?

トリガー(Trigger)とは、何かを引き金に処理を実行する仕組みです。

スプレッドシートを編集したら実行されるもの、スプレッドシートを開いたら実行されるもの、
カレンダーのイベントを作成したら実行されるもの、フォームを送信したら実行されるものなど様々です。

トリガーの種類を見ていく前にどのようなイベントソースがあるのか、スクリプトの種類と合わせて説明します。

イベントソースの種類

イベントソーススクリプトの種類
スプレッドシートから
  • スプレッドシートに属したスクリプト
ドキュメントから
  • ドキュメントに属したスクリプト
フォームから
  • フォームに属したスクリプト
時間主導型
  • スプレッドシートに属したスクリプト
  • ドキュメントに属したスクリプト
  • フォームに属したスクリプト
  • スタンドアローンなスクリプト
カレンダーから
  • スプレッドシートに属したスクリプト
  • ドキュメントに属したスクリプト
  • フォームに属したスクリプト
  • スタンドアローンなスクリプト

イベントソースごとに設定できるトリガーはどのようなものがあるの?

では、実際にイベントのソースごとにどのようなトリガーがあるのか見てみましょう!

イベントソース:スプレッドシートから

イベントの種類どのようなイベントか?
起動時スプレッドシートを開いた直後に実行される
変更時スプレッドシートを変更した際に実行される
代表例として以下の操作が該当する

  • セルの値の変更
  • 行や列の追加・削除
  • 罫線の変更
編集時スプレッドシートのセル上の値を変更した際に実行される
基本的には編集しても値が変更されなければ実行されない
フォーム送信時スプレッドシートにフォームからの送信があったときに実行される

イベントソース:ドキュメントから

イベントの種類どのようなイベントか?
起動時ドキュメントを開いた直後に実行される

イベントソース:フォームから

イベントの種類どのようなイベントか?
起動時スプレッドシートを開いた直後に実行される
フォーム送信時フォームからの送信があったときに実行される
(スプレッドシートへの書き込みがある場合は、
スプレッドシートへの書き込み後に実行される)

イベントソース:時間主導型

時間ベースの
トリガータイプ
設定可能な値
特定の日時YYYY-MM-DD HH:MM形式で日時を指定
分ベースのタイマー
  • 1分おき
  • 5分おき
  • 10分おき
  • 15分おき
  • 30分おき
時間ベースのタイマー
  • 1時間おき
  • 2時間おき
  • 4時間おき
  • 6時間おき
  • 8時間おき
  • 12時間おき
日付ベースのタイマー「午前0時~1時」のように1時間刻み
※ 大体その間に実行されるという大まかな設定しかできない
週ベースのタイマー「毎週〇曜日」+「午前0時~1時」のように1時間刻み
月ベースのタイマー毎月「〇日」+「午前0時~1時」のように1時間刻み

イベントソース:カレンダーから

カレンダーの詳細どのようなイベントか?
カレンダー更新済み指定したカレンダーが更新された場合に実行される
(作成・更新・削除が該当する)

まとめ

今回はトリガーの種類についてまとめてみました!
開発を行う上でトリガーは避けては通れないものなので、どのようなものがあるのか?を知っているだけでも役に立ちますよ!
覚える必要はないので、また確認したくなった場合はこの記事を見て頂ければ幸いです、

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